諏方神社

橙色の灯が艶やかな境内

西日暮里駅から徒歩5分ほどで辿り着く、西日暮里の高台に位置する諏方(すわ)神社。
「おすわさま」の愛称で呼ばれ、日暮里・谷中の総鎮守(国や地域を守る神社の事)として800年余りに渡り、地域の人々の信仰を集めてきた諏方神社の夜景風景を写して来ました。

諏方神社

野県諏訪湖周辺4か所にある諏訪大社を総社とし、諏訪信仰に基づく建御名方命(タケミナカタ)を祀り、武運長久、交通安全、盛業繁栄、国土安寧、五穀豊穣の利益があるとされています。
豊島左衛門尉経泰の勧請により元久2年(1205年)、日暮里の高台(諏方台)に築かれました。

総社は地名としても馴染みのある「諏訪」の漢字を使いますが、こちらの神社は「諏方」と言う読みは同じ「すわ」ですが、総社とは違った漢字を使います。これは古来「諏方」表記であったのが時代とともに「諏訪」表記にとって代わられ、地名人名共に「諏訪」の方が一般的になっていった為で、「すわ」神社は全国に約25,000あると言われていますが、諏訪大社をはじめとし殆どの社は「諏訪」の漢字を使い、今では「諏方」の漢字を使う社は数える程です。

また江戸時代には諏方神社が諏方台からは遠く筑波山までをも眺める事が出来、諏方からの東方の眺めは絶景と言われ、その様子は江戸時代の浮世絵画家歌川広重作『江戸名所百景 日暮里諏方の台』にも描かれています。

諏訪大社公式HP  http://suwataisha.or.jp/

夜景風景

諏方神社

拝殿

諏方神社鳥居

守の杜とも言われるほど木々が多い茂った境内は薄暗く、それがかえって手水舎や拝殿に燈る橙色の灯の妖艶さを際立たせ、浮世離れした空間を造っていました。残念ながら境内にはベンチ等はありませんでしたが、たまには世俗から離れた静かな空間でのんびり過ごすのも良いものですね。

地蔵坂からの西日暮里夜景

つて筑波山までをも見渡せた景勝地からは、今は眼下を行く複々線の線路や西日暮里の雑居ビル群と言う現代らしい都市風景を見る事が出来ます。因みに、地蔵坂は諏方神社の別当寺であった浄光寺に江戸6地蔵のうち1つが安置されていた事が由来だそうです。

 

 

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住所

東京都荒川区西日暮里3丁目4-8
諏方神社公式HP   https://suwajinja.r-cms.jp/

最寄り駅・バス停

JR山手,京浜東北線・東京メトロ千代田線 西日暮里駅より徒歩約5分
東京メトロHP    https://www.tokyometro.jp/
JR東日本HP     https://www.jreast.co.jp/

 

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