辰巳団地
東京メトロ有楽町線辰巳駅に隣接し、約100棟もの団地が建ち並ぶ辰巳団地。右を向いても左を向いても同じデザインの建物が延々と立ち並ぶと言う、高度経済成長期の日本を象徴するようなマンモス団地の夜景風景を写して来ました。
辰巳団地(辰巳一丁目アパート)
昭和42年(1969年)から昭和44年にかけ辰巳一丁目に建設された都営団地で、完成時には87棟に3,326戸を有した都内有数の大規模団地。辰巳団地は今でこそ地下鉄有楽町線辰巳駅から徒歩1~5分程度と、駅近でなおかつ有楽町駅まで10分と魅力的な立地ですが、昭和63年(1988年)に有楽町線が開通するまでは「陸の孤島」の異名を取りました。平成25年(2013年)より建て替えが始まり、2027年までに商店の入居する3棟を除き全て建て替えられる予定となっています。
※既に建築計画に遅延が生じ2027年までの建て替え完了は不可能と言われています。
団地夜景
単一の建築物を敷地内に敷き詰めると言う、合理性至上主義とでも言う都営団地。THE昭和の団地と言うような団地風景が見られるのも後僅かですが、公団が心血注いだ団地のような構造上の面白さが少ないからなのか、いまいち注目されない団地規模の割には地味な辰巳団地。
同じ建物が並ぶ姿は昔のシミュレーションゲームの様で、面白みがあって個人的には好きなのですが・・・
ふたつの辰巳小学校
辰巳小学校は団地専用の学校として昭和43年(1968年)に開校し、次いで昭和48年(1973年)に第二小学校が開校した事から、150mほどの距離に2つの小学校が隣接すると言う、団地の人口の多さを象徴しています。
この二つの小学校は合理性重視の造りをしている団地住居とは異なり、出っ張りのような部分(辰巳小学校は手前側4階建ての校舎に計12クラス、辰巳第二は3か所の出っ張り部分に計18クラス)に教室を配置し、採光を重視し、廊下を無くす事により授業に集中し易い環境を作るという、当時としては画期的な教室配置をしています。
住所 |
東京都江東区辰巳1丁目付近一帯 |
最寄り駅・バス停 |
東京メトロ有楽町線 辰巳駅より徒歩約1~5分 |
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