東京メトロ丸ノ内線
丸ノ内線の車両基地は、中野富士見町駅付近に位置する中野検車区と茗荷谷駅付近に位置する小石川車両基地の2か所があります。共に都内の住宅地に有る事もあり、周囲を宅地やフェンスで囲まれ非常に見辛くなっていますが、それぞれ何とか眺める事が出来る場所があるので、カメラ片手に車両基地夜景を写して来ました。
見えるのはほんの一部とは言え、無数に枝分かれする線路が灯に照らされ輝く姿や、今日の運行を終え灯を落とし姿を休める赤と銀色の電車はフォトジェニックで、十二分に見応えのある景色でした。
丸ノ内線
丸ノ内線は池袋駅から東京駅、新宿駅を経由し荻窪駅までを結ぶ24,2kmの本線と中野坂上駅と方南町駅を結ぶ3.2kmの支線を持つ路線で、昭和29年(1954年)に池袋駅~御茶ノ水駅間で開業したのを切っ掛けに昭和37年(1962年)までに順次延長されました。また路線名の由来となった丸ノ内は東京駅付近の地名である丸の内から取られました。 |
車両基地夜景
小石川車両基地と中野検車区、共に都内の住宅密集地に位置することもあり、車庫の中を窺い知るのは一苦労です。小石川車両基地は線路を横断する陸橋のフェンスの僅かな隙間から、中野検車区は道路上の横断歩道の踊り場から、車庫の一片を見る事が出来るだけです。とはいえ、ラッシュ時には最短2分に1本の電車が走る高密度路線なだけあり、ラッシュ時以外は比較的多くの電車が停まっているので、見に行く価値はアリです。銀色の車体に赤い帯の02系と真っ赤な車体にサインウェーブを纏った2000系。丸ノ内線では2022年までに新型車両の2000系への置き換えを進めているので、02系と2000系の赤と銀色2種類の電車が並ぶ姿を見られるのも過渡期の今ならでは。
丸ノ内線は銀座線と並び、東京を走る電車としては唯一の第三軌条方式1を採用しているので、線路の頭上に架線が無くスッキリとしています。そのため他の車両基地とは違った景色を見ることができます。地下区間だとなかなか気づきませんが、こうして屋外で見ると、山手線や京浜東北線みたいな一般的な電車と違うことが良く分かりますね。
小さな子供の目線では見えないので、電車好きの親子にはおススメできないのが残念ですが、カメラの望遠機能を使ったり、大人の目線なら覗き込む事もできるので、ご家族が撮った写真を自宅で一緒に楽しむのがおススメです。 お子さんと一緒に地下鉄の車庫をみたい場合は銀座線の上野検車区がおススメです。
住所 |
東京都文京区小日向1-27-32 |
最寄り駅・バス停 |
東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅より徒歩約5分 |
住所 |
東京都中野区弥生町5-7-13 |
最寄り駅・バス停 |
東京メトロ丸ノ内線 方南町駅より徒歩約10分 |
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