仙台東照宮
仙台東照宮は仙台市青葉区の高台に位置する神社です。
石鳥居から随神門まで続く表参道の石段からは鳥居越しに仙台市街地の夜景風景を眺めることが出来ます。
東照宮
東照宮は東照大権現たる徳川家康を祀り、開運厄除・家内安全・学業成就・商売繁盛・必勝祈願などの御利益があるとされています。
東照宮は家康の亡骸を埋葬した久能山に東昭社を創建したことを始まりとしています。家康の遺言は「亡骸は久能山に埋葬し、日光に神社を築くこと」だったため没後の翌年には久能山東照宮から日光東照宮へと遷宮しました。
その後、各地の大名が東照宮の造営を望み、3代将軍家光が造営を勧めたことから約700社1の東照宮が造られました。仙台東照宮
仙台東照宮は承応3年(1654年)に仙台藩2代藩主・伊達忠宗により創建されました。
初代藩主政宗公の没後、大火や大洪水により藩の財政難に陥った際に幕府の援助により危機を脱出できたことから、徳川家への尊崇の印として、徳川家康が視察の折に伊達政宗と共に休息をしたとされる玉手崎の丘に造営されました。
また、この場所は青葉城からみて北東に位置するため鬼門鎮守としても意味もあります。
夜景風景
東照宮の正面に真っ直ぐに伸びる通りは、東照宮と共に整備された宮町を貫く道で、かつては広瀬川まで続き愛宕山と相対しています。現在は仙台駅があるため道路が曲がっていますが、地図でたどると真っ直ぐに愛宕神社の正面参道や伊達家無人灯廟に辿り着くのが分かります。今となっては高層建築が建ち並び、道も曲がってしまったため、反対に位置する愛宕神社を見る事は出来ませんが、江戸時代には仙台藩城下が一望できる景勝地だったのでしょうか。
仙台駅からバスと電車どちらでも訪れる事ができ、夜間でも参拝できるので仙台に来たら是非とも訪れてみてはいかがでしょうか。
住所 |
宮城県仙台市青葉区東照宮1-6-1 |
最寄り駅・バス停 |
JR仙山線 東照宮駅より徒歩約3分 |
この記事へのコメントはありません。