二俣新町の廃船を撮る
二俣新町の廃船群は、千葉県市川市を流れる真間川下流域にある真間川水門付近に不法投棄された廃船のことで、JR京葉線の高架下付近に多数放置されていることから、廃墟マニア以外でも存在を知っているかもしれません。
これらの廃船は、京葉線高架下付近の岸壁に設けられていた廃船解体所で解体するために集められた不法投棄船で、いずれは解体されリサイクルされる予定でしたが、解体業者自体が行方知らずとなり、残された廃船は解体されることなく放置され、沈没することとなりました。元々水深が浅い場所であることから引き潮の際には、はっきりと船の姿が見えます。
今回の撮影において、人工物へドローンが近接していますが、人工物への接近許可や、運用において独自のマニュアルを適用しているなど法律上の諸問題を解決したうえで、海上保安庁、千葉県、JR、国土交通省の関係部署と協議及び事前通達やドローン運用において確認を行い撮影しています。
市川市における廃船の不法投棄問題の1つとして取り上げられている二俣新町の廃船群。水門手前の遊漁船の残骸は京葉線下り線の二俣新町駅到着直前に車窓からも見えるので、見たことある人も多いはず。ここに集められた船は廃棄され解体予定のものでしたが、肝心の業者が行方知れずと言うなんともな顛末で…鳥たちの羽休めの場所にはなっていますが、人工岩礁のように有害物質を除去したうえで置いてあるわけではないので、本来の自然環境的にも良いのでしょうが。
住所 |
千葉県市川市原木付近 |
最寄り駅・バス停 |
JR京葉線 二俣新町駅より徒歩約5分 |
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