枕橋
枕橋は東京都墨田区向島にある橋で北十間川に架かります。
橋上からは川と並行に走る東武線の電車と共に東京スカイツリーを眺めることが出来ます。
枕橋について
枕橋は北十間川のもっとも下流に架かる橋で、1662年(寛文2年)に最初の橋が架けられました。現在では枕橋を名乗っていますが、元々は源森橋を名乗っていました。当時は大横川より下流は源森川と言う独立した人工河川になっていて、その川に架かることから源森橋と名付けられ枕橋は町民からの通称でした。では何故に枕橋と呼ばれていたかと言うと、現在は隅田公園になっている場所にはかつて水戸徳川家の屋敷があり、邸内の池に引き込むための水路が川の横を流れており、源森川を渡る源森橋と屋敷への水路に架かる新小梅橋がふたつ並んでいたので、町民は源さん新さんが枕を並べているから枕橋と呼ぶようになりました。
その後明治8年に源森橋は正式に枕橋と名前を変え、かつて名乗っていた源森と言う名前は1つ上流に架かる水戸街道の橋へと受け継がれました。
かつて水戸徳川家の屋敷へと水を引き入れていた水路は無くなってしまいましたが、池自体は今でも隅田公園内に瓢箪池として残っており、池の畔からも水面に写るスカイツリーを眺めることができます。
夜景風景
一昔前は両岸のプロムナードも無く、木々が川縁まで迫り出し高架下は倉庫兼事務所のような建物が続く、オシャレとは縁遠い街並みでしたが、気づけば東京ミズマチや親水プロムナードができ、雰囲気も変わりました。
スカイツリーの袂を流れる北十間川は川に架かる橋それぞれからスカイツリーを見ることができますが、写真を撮るとなると少し離れていた方が撮り易いので、この場所は極端な広角レンズや魚眼レンズを持っていない人にもおススメです。
住所 |
東京都墨田区向島1付近 |
最寄り駅・バス停 |
東京メトロ浅草線 浅草駅より徒歩約7分 |
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