格安スマホで夜景を綺麗に撮る
今回夜景撮影に使用したスマホはモトローラー製のmoto g52j。どんなスマホなのかと言えば防塵防滴Felica機能付きでAmazonで3万円強と言うコストパフォーマンスに優れたスマホです。当然ながら値段に対して何処かが削られているので、音声がモノラルだったり液晶の視野角が狭いなど、コストパフォーマンスを求める層には無くてもさして不自由ではない部分がオミットされています。カメラも同様で標準の他に広角とマクロを備えていますが、広角とマクロは全く使い物にならない水準となっています。そのため今回の撮影では無いものとして標準1個のみを扱います。肝心の標準カメラはと言うとメーカーのカタログによると「約5,000万画素 (f/1.8, 0.64μm) | 5,000万画素センサーにより4つのピクセルを1つに統合し、12,500万画素の有効写真解像度を実現するクアッドピクセルテクノロジー」となっています。
スマホで夜景を撮る際のコツと言うか大前提として
- スマホを固定する
- ISO感度は最低に
- セルフタイマーを利用してスマホをブラさない
この3つが欠かせないので、しっかりとスマホを三脚に固定して撮影します。
また今回の撮影ですがRAWデータをDxOPhotoLabで後処理しています。
格安スマホで夜景
センサーサイズに対して画素数が過剰なため細部や暗部のノイズが目立ちやすく、明暗差のある場面では白飛び黒潰れし易く、またエッジにフリンジが出るなど一眼の映像に慣れた目からは甘さが見えますが、むしろカメラ性能を売り物にしているスマホでは無いので、RAWデータからの現像処理をしたうえではありますが一眼と比較して云々と言う評価ができるのは驚嘆に値します。実売価格3万円強の格安スマホでこれだけ撮れてしまえばコンデジが廃れ、画質や機能に振ったハイエンドモデルや超望遠モデルのみが細々と作られるのも納得です。特に雨天時はスマホ本体が防滴性能を持っているため、多少の雨であれば気にせず撮影できるのはコンデジにはない強みでしょう。
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