Z TELECONVERTER TC-2.0xを試す
ニコンがZマウント用に発売したテレコンバーター。同時に発売された2本のうちマスターレンズの集点距離を2倍に拡大するZ TELECONVERTER TC-2.0xを試してみました。テレコンと組み合わせたマスターレンズは400mm/f4.5、ボディはZ7Ⅱで撮影しました。
※基本的に記載が無いかぎりZ7Ⅱに手持ちで撮影しています。またLightroom等で基本的な画像処理を行っています。あくまでも自分が作品撮りをするためのものであって、木を見て森を見ずと言うようなレビューではありません。
実写
まずは無難に飛行機を撮影しました。最後のP-1対潜哨戒機は更にクロップして撮影していますが、ブラインドテストをしてもテレコンが入っているとは判らないのではと思います。AF性能もZ7Ⅱであれば低下は見受けられず、きちんと狙った位置に合従します。
同じく日中の鉄道ですが、言うまでもないですね。
最後に夜の鉄道を撮影しましたが、AF速度や追従性の低下もなく、しっかりと手振れ補正も働き解像しています。テレコンと言うよりもカメラとレンズの性能ですが、夜中に800mm相当を手持ちで動いているものを止めることができる技術力には脱帽します。
テレコンバーターと言えばマスターレンズから解像度、特に周辺部が低下したり解放f値が小さくなるのでAF速度の低下など、集点距離を延ばす代わりにそれ相応のデメリットもあると言う認識でしたが、ニコンのZ TELECONVERTER TC-2.0xは、もはや集点距離が倍になったレンズをもう1本持っているかのような認識で使うことができ、テレコンとしては強気な値段設定にも納得でした。














