浅間町
神奈川県横浜市西区浅間町(せんげんちょう)。
高台へと至る坂の途中から横浜駅から、みなとみらい地区へかけての夜景風景を眺める事ができます。
夜景風景
浅間町の高台へと至る坂道は横浜駅前からバスで10分弱、歩いても2km弱と近い場所ながら、眺望を目当てに訪れる人もいない穴場的な横浜の夜景スポットとなっています。
坂の名前を調べても出てこないので浅間台坂(仮称)とでもしておきましょう。この浅間台坂は崖の端を崖と平行に進んでゆくので、住宅に阻まれる事なく東神奈川から横浜、桜木町そして西横浜と広い範囲の眺望を望むことが出来ます。
横浜の高台からの風景と言えば、手前に横浜(みなとみらい)奥にみなとみらい(横浜)と言う前後並びが多くなりがちですが、この浅間台坂のように、それぞれが横並びにぐるっと見渡せる場所は、ここ以外だと近隣の浅間台みはらし公園しか知らないので、なかなかにレアなアングルの横浜都市夜景ではないでしょうか。
この広がりを見る事が出来る場所は余りないので、少し遠回りして寄り道しても訪れる価値はあります。横浜を訪れて夜景スポットで迷ったら是非候補に入れてみてください。
余談ながら、関東甲信越に住む方なら「浅間」と言う漢字の読みは新幹線や山などの名前から「あさま」と読んでしまう方が多いはずです。しかし正しい読みは「せんげん」です。これは元来の地名が芝生(しぼう)であり、芝生=死亡を連想してしまい縁起の良い名前とは言えないので、横浜町への編入の折、地域内にあった浅間神社からとり浅間町と改名したためです。ではなぜ浅間神社(せんげんじんじゃ)は「あさま」では無いのかと言うと、神仏習合の際に祀られていた浅間大神を浅間大菩薩と称したためだと言われています。これは寺(仏教)は中国由来のものであり、中国風の読みとして音読みをするために、訓読みである「あさま」から音読みである「せんげん」に変わったため神社名も「せんげん」神社と言われるようになったとされています。音読みの寺院と言えば浅草寺(せんそうじ)が有名ですが、隣接する浅草神社(あさくさじんじゃ)は日本の読みである訓読みですね。
※「あさま」「せんげん」の遍歴には諸説あります。
少し分かりにくいですが、1枚目の左下に映っている坂道が今回の浅間台坂(仮称)です。
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住所
神奈川県横浜市西区浅間町3付近
横浜市営バスHP https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/ ※近隣にはコインパーキングや自動車を駐停車可能なスペースはありません。 |
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