片平丁小学校前
宮城県の県庁所在地であり、杜の都の雅称でも知られる東北最大の都市仙台。100万の人口を有する仙台は広瀬川の河岸段丘上に形成されており、段丘は標高の高い場所から青葉山・台の原・上町・中町・下町となっています。日本の大都市は流域下流の平野部に形成されることが多いのに対し、仙台市は流域中流に形成されているため、市街地と自然豊かな渓谷や丘陵部が隣接すると言う特徴的な街並みとなっています。
片平周辺は5つある段丘のうち中町段丘という下から2つ目の段丘上にあり、広瀬川の流域と近い片平小学校前バス停付近からは、大きく蛇行する広瀬川や対岸の街明かり、大年寺山に建つ仙台電波塔のライトアップなどを眺めることができます。
余談ながら、勾当台公園周辺にある仙台市役所は中町段丘、県道を挟んだ宮城県庁は上町段丘と、それぞれ違う段丘上に建っています。

夜景風景
河川敷との高低差は20m近くあり、まさに崖っぷち。対岸も一部を除いて中町段丘に属するので、極端に高低差が有るわけではなく高台から市街地を一望とはいきませんが、大年寺山の電波塔が見渡せるのは仙台らしい景色。河川に生えている木々の背丈が高いので夏になるとほとんど視界が無くなってしまうのが残念ですが、急曲線を描く広瀬川と共に眺める街灯りは個人的にお気に入りの景色です。こんな自然豊かな場所ですが、仙台の中心地仙台駅から直線距離で1,2kmしか離れていないのは驚きですよね。
住所 |
宮城県仙台市青葉区片平1-7 |
最寄り駅・バス停 |
仙台市営地下鉄東西線 大町西公園駅より徒歩約10分 |
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