中川奥戸展望デッキ
中川奥戸展望デッキは葛飾区奥戸付近の中川左岸の堤防上に設けられた展望デッキで、デッキ付近からは180度のカーブを描く河川と共に、岸辺の風景や、その奥には東京スカイツリーや葛飾ハープ橋、そして天気の良い晴れた日には富士山を眺めることができます。
富士山夕景
東京23区の東部は比較的高層建築が少ない事から江戸川や荒川の左岸と言った河川敷や、市川市から松戸市にかけての高台などから富士山が良く見えるものの、流石に海抜0メートル地帯の平地から富士山が見えると言うのは、にわかに信じられず、もしもダメだったら夜景を撮って帰ろう見えたらラッキー程度の気持ちで訪れました。
富士山が見えるポイントは堤防上の一部分からだけで、その位置から少しでも左右に移動してしまったり、水辺のテラスのように数メートル低くなるだけで見えなくなってしまうので、これだけ住宅が密集してマンションが立ち並ぶ中で見えるのは奇跡的です。低層住宅が立ち並ぶ区東部の一般的な河川の景色ですが、中川が180度近く大きく蛇行するので、大きく視界が開けるとともに、河川テラスの等間隔に設けられた照明や、スカイツリー、ハープ橋と言う灯りが夜景風景に色を添えていて、富士山抜きでもフォトジェニックな素敵な景色になっています。
カメラの角度と堤防が斜めになるうえにパラペットの上には柵があり、広角レンズでは柵のパイプやパラペットが写り込んでしまいます。三脚をなるべくパラペットに密着させたうえでエレベーターを倒してパラペット上に雲台を繰り出せるものがおススメです。
余談ながら、対岸(中川右岸)に位置する東立石緑地公園一帯はスーパー堤防となっているので、河川から緩やかな護岸が形成され公園自体も堤防頂上と同じ高さで一体的に整備されているのが判ります。また両岸の堤防の外側のテラスは堤防の耐震化と共に設けられた親水テラスです。
住所 |
東京都葛飾区奥戸2-17-36 ※富士山が見える地点は上記の地図の下辺りの堤防上になります。 堤防下からでは富士山が木々の陰に入って見えません。 |
最寄り駅・バス停 |
京成電鉄 立石駅より徒歩約15分 京成バス 東新小岩8丁目バス停より徒歩約3分 京成電鉄HP https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/ |
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