若洲海浜公園から夕暮れの富士山を撮る
若洲海浜公園は東京都江東区若洲にある海上公園で、南北2kmにも及ぶ広大な敷地には都心から一番近いゴルフ場である若洲ゴルフリンクスや、ヨット訓練場などがあり、東京港に面した公園の西側には人口磯が作られ、釣りや磯遊びなどを楽しむ事ができます。また、隣接する区立若洲公園にはキャンプ場やサイクリングコースなどもあり、さまざまな人が楽しむ事のできる公園で、二つの公園をあわせると約86.6ha(若洲海浜公園77.9ha、若洲公園8.7ha)と東京ドーム18個分にもなる都内屈指の大きな公園となっています。そんな若洲海浜公園の人口磯の先端付近からは東京ゲートブリッジと共に、橋中央に富士山を見ことができます。
富士山夕景
都内屈指の広さを誇る公園なだけに駐車場も広大です。撮影スポットに近いゲートブリッジ遊歩道に車を停め、高架の下を歩くとすぐにゲートブリッジの橋脚が見えてきます。頭上を通るゲートブリッジから見て左側に続く公園の海沿いは堤防と、その先に大きな岩が転がる磯場になっているので、ゲートブリッジを横目に見つつ良さげな場所まで移動します。と言ってもここでの鉄板の場所は磯場の先端付近だそうなので、公園の端まで400mほどてくてくと歩きます。先端まで磯が続き、堤防上からだと岩で画像の半分が埋まりそうなので、バッグ、三脚と順番に磯場の良さげな岩の上に運び込んでカメラをセットします。冬場の撮影はいつもそうですが寒い!特に海沿いなので、日没と共に気温がグッと下がり、手袋もマフラーもカイロすらも意味をなさないレベルで冷え込み、カメラもレンズも冷え冷えですが、刻一刻と暗くなる空にあわせ設定を変え、レンズを変え、必死に手を動かします。誰に強要された訳でもありませんが、富士山が完全に見えなくなった時にはようやく帰れると一安心。
冬場の海沿いはとっても寒くて、苦行?なんて思いますが、恐竜にも例えられるゲートブリッジのトラスと共に、計ったかのように真ん中にピッタリと見える富士山の景色はユニークなので、一度は訪れてみても良いかも。
堤防と磯の仕切りとでも言うべき擁壁の上ではなく、磯場に降りて撮影することもできますが、磯場は不安定なうえ滑りやすく危険で、特に日没後はライトが無ければ移動すらできないので、充分に気を付けてください。また磯場は三脚の脚を充分に展開できないこともあるので、バランスがとりやすいよう個々の脚を調整しやすい無段階で開脚可能な三脚を利用することをおススメします。
住所 |
東京都江東区若洲3-1 |
最寄り駅・バス停 |
都営バス 若洲キャンプ場前バス停より徒歩約10分 |
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