新見沼大橋から夕暮れの富士山を撮る
埼玉県東部を流れる芝川流域に広がる見沼田んぼは流域に沿うように南北約15kmに渡って拡がり、約1,260ha(東京ドーム約270個分)と言う広大な面積の緑地を有することから首都圏最大の緑地とも称されます。京浜東北線と埼玉高速鉄道に挟まれた緑地帯は上空から見るとV字もしくはY字にも見えますが、その文字の中間付近をそれぞれの鉄道駅を結ぶように走る国道463号線。この見沼田んぼを横断する国道463号線上の新見沼大橋有料道路からは天気の良い日には富士山を眺めることができます。
富士山夕景
見沼田んぼの緑地帯の上空を一跨ぎ。
富士山が綺麗に見える場所は料金所下流側の歩道からなので最寄りはバイパス大崎バス停ですが、せっかくなら浦和側から歩いて田園風景の空中散歩を楽しむのもおススメです。この辺りの上空は羽田空港の南風運用時の経路下に位置するので、頭上を引っ切り無しに通る飛行機と田園風景のミスマッチ差が不思議です。
普段は30m足らずの川幅しかない芝川ですが、大雨の時は大橋の幅一杯に冠水することもあるらしく、埼玉市のハザードマップでは最大1mほどの浸水が想定されているので、緑地帯には住居はありませんが、高架下にはスポーツ公園やドックランが整備され、多少の悪天候でも濡れることなく遊ぶことができるようになっているそうです。普通の高架下は駐車場や資材置き場になっていることが多いものの、意図的に貯水させることを前提にしている場所ではそうもいかないので、スポーツ公園とは中々に上手い用地活用だなと感心します。
写真を撮る時は高架のさらに上を高圧線が横切っているので、望遠レンズで切り取るように撮らないと高圧線が写ってしまいます。
高架下を覗くとヤギがいました。
住所 |
埼玉県さいたま市緑区大崎1730-1 |
最寄り駅・バス停 |
国際興業バス バイパス大崎バス停から徒歩約5分 |
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