舞浜海岸から夕暮れの富士山を撮る
舞浜海岸は正式には浦安海岸の一部で、東京ディズニーリゾートに隣接した地区の海岸のことを舞浜海岸と称し、昭和40年頃におこなわれた埋立造成時に建設された人工海岸です。海岸の堤防上に設けられた遊歩道上からは、東京湾岸や東京湾内を行き交う船、そして空気の澄んだ天気の良い日には富士山を眺めることができます。
富士山夕景
ベイサイドステーションの1Fは周辺ホテルへのシャトルバスの発着スポットになっているので、夕方の早い時間でもホテルへ向かう人たちで賑わっていますが、1歩外へ出ると通りを歩く人はなく、綺麗に手入れされた南国リゾート風の景色と相まって、まるで1昔前のオープンワールドゲームの世界に迷い込んだように錯覚してしまいます。昔のゲームは街中に車だけ走っていたりしましたよね。遊歩道自体も、パラペットの先に30m程の幅の護岸が続いていて、コンクリート打ちっぱなしの殺風景なので、パラペットを挟んで海側と陸側でガラッとテクスチャが変わるせいで、ゲームっぽいななんて思えてしまいます。
舞浜海岸も、江戸川に面する辺りだと、葛西臨海公園の先に東京港周辺のビル群や東京タワー、スカイツリーなどの煌びやかな景色を見ることができますが、この辺りまで来てしまうと、ホテルの陰に隠れてしまい、見えるランドマークと言えば東京ゲートブリッジくらいになってしまうので、なんだか景色も物悲しい気がしてきます。とは言え、この場所はゲートブリッジと富士山が重なる姿が見られることが最大のアピールポイントなので、その一点に関しては申し分のない絶景が見られます。写真を撮る場合は400mm程あると綺麗に収めることができます。
海岸の長さは約1.5km程あり、ゲートブリッジと富士山の位置関係は、江戸川沿いではゲートブリッジの右側に富士山が有り、浦安方面に進むにつれ徐々に左側へと移動してゆきます。富士山とゲートブリッジが重なる位置は、ディズニーシーのプロメテウス火山~SSコロンビア号の横の辺りです。この場所まではベイサイドステーションから徒歩でおおよそ10分程かかります。
余談ながら、千葉県沿岸にはやたらヤシが植わっていますが、日本にあるヤシは当然ながら耐寒性に優れたものなので、関東程度であれば難なく冬を越すことができます。ヤシ=温暖と言うイメージからか、千葉県は温暖なように思えますが、千葉県が温暖なのではなくヤシが丈夫なのです。冬場の千葉県は相当寒いですよ。もちろんヤシが街路樹として並ぶ舞浜の海沿いも冬場はとても寒いので、防寒対策はシッカリと。因みにココナツが実るココヤシは15℃を下回ると枯れてしまうので、関東では露地で越冬はできません。
住所 |
千葉県浦安市舞浜 |
最寄り駅・バス停 |
ディズニーリゾートライン ベイサイドステーションより徒歩約10分 |
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