神木本町(しぼくほんちょう)緑地
神木本町(しぼくほんちょう)緑地は川崎市宮前区神木本町の傾斜地にあります。宮前区は多摩丘陵地帯上にあることから起伏に富むとともに、古来より人の営みがあったとされ、川崎市の中でも歴史ある地区となっています。(旧石器時代から縄文時代にかけての集落の分布や生活様式などは神奈川県立歴史博物館の常設展が詳しいので是非訪れてみてください)
神奈川県立歴史博物館 公式HP https://ch.kanagawa-museum.jp/?toPC
初見では読みにくい神木(しぼく)の名も、4世紀古墳時代の英雄、日本武尊が東征の際の話が元になったと言われています。これは日本武尊が疲労困憊し喉の渇きに飢えたとき、舞い降りた鶴に導かれ水辺へとたどり着くことが出来、その水を飲むとと疲労がとれ英気が漲ったことから霊泉と感じ1本の木を植えたとされ、以降この地では植えられた木を神木と崇めたことが神木の名前の由来と伝えられています。そんな歴史ある神木本町にある小さな緑地からは、斜面に連なる住宅街の灯りや、その住宅街を貫く東名高速道路の軌跡を見る事ができます。
夜景風景
高低差のある丘陵地帯に並んだ住宅の柔らかい灯りと、それとは真逆に住宅地を貫く高速道路のオレンジ色の眩い灯りのメリハリが素敵な夜景風景でベンチに座っていつまでもぼーっと眺めていたくなります。緑地内にはベンチが有りますが、残念ながら夜景が一番見易いこの場所にはベンチがありません・・・残念。オマケにニャー様の気配があったものの現れず・・・
最も近いJR南武線久地駅からも徒歩約20分と歩いて訪れるのは中々に大変ですが、JR・小田急線登戸駅から出ている市営・コミュニティバスを利用すると近くまでアクセス出来とっても便利なので是非訪れてみてはいかがでしょうか。近隣の「ふじやま遺跡公園」からは神木本町緑地とは真逆、東京都市部の夜景を見ることも出来るので、あわせて訪れると1度で2つの全く違う夜景風景を見ることが出来るのでおススメです。
緑地の入り口付近は街灯がありますが、夜景の見やすい中ほどは灯が無く暗いことや、傾斜地に人同士がすれ違えるほどの狭い幅の細長い空間が続くので懐中電灯は必須です。
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住所
最寄り駅・バス停 ※コミュニティバスあじさい号は平日は最終バスが22時台と訪問に便利ですが、休日は16時台が最終となり時刻が大幅に繰り上げれるのでご注意ください。 |
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