上野恩賜公園の蓮
東京都台東区上野に位置する上野恩賜公園。上野の杜とも呼ばれ広大な自然を有し、その大きさは東京ドーム11個分にも相当します。上野公園の南側にある不忍池は全周2kmにも及び、ボート池・鵜の池・蓮池の3つに分かれ、それぞれに違った姿を見せてくれます。その中でも蓮池と呼ばれる池は一面が蓮で埋め尽くされ、夏にはピンク色の蓮の花が咲き誇ります。 そんな上野恩賜公園不忍池の蓮の花を撮影して来ました。
蓮の花風景
例年であれば梅雨の紫陽花と入れ替わる様に咲き始め、夏の訪れを知らせる蓮の花ですが、今年は長引く梅雨の最中の開花となってしまいました。
蓮の開花時間
蓮の花は日の登り始めと共に開花し始め、昼前には閉じてしまいます。
午後になっても咲いている花もありますが、この花は花びらが開き切ってしまい翌日には花びらを落として散ってしまう花なので丸っこい蓮の花を見たい場合は日が高くなり、暑くなる前の時間に見に行く事をおススメします。
マメ知識
江戸時代の浮世絵や和歌に詠まれるなど、古くから江戸っ子に親しまれる不忍池の蓮ですが、戦後の一時期は水を抜き田んぼとして利用され、その際は不忍田んぼと呼ばれ戦後の食糧事情改善に貢献しました。
また「泥中の蓮」と言う諺がある様に、蓮は泥を好んで生息しますが、不忍池は流出入する河川が無く、成すがままでは余りにも水質が汚く夏場などは悪臭の原因となり憩いの場としては宜しくないので、水質改善の為に近隣の京成・JR上野駅周辺から湧き出る地下水を放流する事により水質を保っています。
住所
東京都台東区上野公園5-20
最寄り駅・バス停
JR線各線 上野駅より徒歩約10分 JR東日本HP https://www.jreast.co.jp/ |
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