仙台市地下鉄南北線
仙台市地下鉄南北線の終着駅である富沢駅から伸びる線路の先に位置する富沢車両基地。
富沢は太白区にあり、地区の一部は名取川に面しています。南北線の車両基地である富沢車両基地も名取川の左岸の堤防沿いに位置しています。車両基地は堤防沿上から仙台南部道路越しに眺めることができます。
車両基地夜景風景
訪れた時は21時頃と比較的早い時間でしたが、車庫の奥側には既に車両が並び、2列縦列で停車する手前側にも入線して来ました。また車庫内は防犯対策なのか赤色灯や点滅する照明があるなど、厳重な警備態勢を伺わせる様相でしたが、撮影するには赤色灯がアクセントになって良い感じでした。
少し不思議な南北線の電車
不思議な台車
電車の車輪に注目してみてください。南北線の車輪を見ると車輪の外側にもう一つ白っぽい色をした一回り小さい車輪のようなものが付いているのが見えると思いますが、これはディスクブレーキ1です。鉄道には一般的にディスクブレーキが常用・非常用として採用されていますが、大多数は車輪の内側に付いているため、外側にディスクが付いているのは非常に珍しくなっています。関東の私鉄である相鉄線の古い電車や、地方に譲渡された東急電鉄の古い電車程度となっていますが、南北線の電車ともども、老朽化による置き換えによって消えてゆく予定です。
とっても長い先頭車
先頭車両と中間車両の長さの違いにも注目してみてください。通常、電車は先頭車と中間車の長さは同じに揃えられていることが多いので先頭車は中間車よりも定員が減るのですが、南北線の電車は先頭車と中間車の定員を揃えるために先頭車は運転台の分中間車より長く、中間車が20mなのに対し先頭車は22mと2m程長くなっています。
住所 |
宮城県仙台市太白区富沢中河原付近 |
最寄り駅・バス停 |
仙台市営地下鉄南北線富沢駅より 徒歩約20分 |
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