長野電鉄の地下駅を撮る
長野電鉄は長野駅と湯田中駅を結ぶ33,2kmの鉄道路線ですが、そのうち長野駅から善光寺下駅までの約2kmは1981年(昭和56年)に地下化された区間を走り1、地下区間には4駅を有することから、地下区間は長野地下鉄と言っても差し支えない姿をしています。地下区間の各駅は1981年の地下化当時の姿を色濃く残し、その内装は東京の地下鉄駅のリニューアル前の姿を彷彿とさせます。
長野電鉄
長野電鉄は長野県北部を走る鉄道で、長野駅と湯田中駅を結ぶ33,2kmの路線です。 |
地下駅風景
昭和時代で時間が止まったような地下駅。流石に半世紀近く経つ駅構内の古さは隠せませんが、毎日きちんと清掃されているのが見て取れ、放置されたまま朽ちるに任せるかのような嫌な感じはしません。駅の改札が自動改札機ではなく、駅員さんが切符を1枚づつチェックする有人改札なのも昭和レトロですね。
それと長野電鉄を走る車両は首都圏の鉄道会社で使われていたものなので、まるで平成初期にタイムスリップしたような気持ちになります。そして、地下区間にある途中3駅は壁面にそれぞれ異なるカラーがペイントされているので、色を見ればどこの駅なのかが判るのが嬉しい気づかいです。
また権堂駅だけの特徴ですが、連絡通路の壁面に証明写真ブースと公衆電話ボックスが埋まっています。どちらも駅では通路に置かれているのを見かけることがありますが、壁面に埋め込まれているのは初めて見ました。自販機などもそうですが、通路に設置するとその分、中途半端に幅が狭くなり動線上ネックになりますが、壁にピッタリと埋め込まれている事によって通路の幅を100%使うことができるので、上手く考えたなと感心してしまいます。
住所 |
長野県長野市栗田 |
最寄り駅・バス停 |
長野電鉄 長野駅・市役所前駅・権堂・善光寺下駅 |
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