JR鶴見線車両基地の夜景を撮る
鶴見線は神奈川県横浜市鶴見区と川崎市川崎区にまたがって走る路線で、鶴見駅を起点に扇町駅へ至る本線と、浅野駅から海芝浦駅へ至る海芝浦支線、武蔵白石駅から大川駅へ至る大川支線の3路線、計約9.7㎞で成り立っています。
京浜工業地帯の鶴見臨港地区を走るこの路線は、沿線工場へのアクセスのため作られた旧浅野財閥系の鶴見臨港鉄道を前身としているため、JRの路線としては特殊性が強く、駅間の平均距離が700mと短いことや、網の目のように張り巡らされた専用線や支線、他のJR線との乗換駅である鶴見駅は中間改札(2022年に廃止)、浜川崎駅は改札外での乗換など、独立した小規模私鉄のようです。また沿線工場へのアクセスに特化したダイヤ構成となっており、朝晩のラッシュ時と日中、休日では運転本数が大幅に異なり、日中や休日は末端区間は2時間間隔、大川支線に至っては朝夕のみの運転と極端に本数が少ないことから、都会のローカル線と称されることもあります。
もっとも鶴見臨港地区は日中は臨港バスが川崎駅を起点に高頻度運転しているため、ラッシュ時は鉄道とバス、日中はバスと需要に応じた交通体系がとられているので、私有地内にあり鉄道でしかアクセスできない海芝浦駅(これも東芝の従業員であれば浅野駅からアクセスできるので問題ない)を除き、沿線の公共交通に困ることはありません。
そんな工業地帯を走る鶴見線を支えるのが、弁天橋駅に隣接する鶴見線営業所です。沿線道路からは鶴見線を走る3両編成の短い電車の姿を見ることができます。
車両基地夜景
京浜工業地帯は言わずとも知れたフォトジェニックな撮影スポットが多数あり、鶴見線沿線にもいくつもの撮影スポットがあります。そのなかで建物に埋もれるようにある小さな車両基地と言うのは、気づくこともないかも知れませんが、寄り道してみてはいかがでしょうか。
住所 |
神奈川県横浜市鶴見区弁天町 |
最寄り駅・バス停 |
JR鶴見線 弁天橋駅より徒歩約3分 JR東日本HP https://www.jreast.co.jp/ |
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