2023
8
Oct

撮影機材・道具・その他

ロワジャパン互換性レリーズを試す

ロワジャパン互換性レリーズ

Amazon.comで¥1.980で販売されているロワジャパンの互換性レリーズ。かつては量販店でも販売されていましたが、いつのまにかネット通販以外では見なくなってしまいました。
今まで使っていたニコンのWR-1電波制御リモコンが故障してしまい、新たに購入しようとしても後継機なしに製造終了してしまったので、まさかの100m先からカメラをフル制御出来る電波制御リモコンから有線に逆戻りです。
ニコンMC-36Aのデッドコピーとして有名なロワジャパンのレリーズですが、果たしてまともに使うことができるのか試してみました。
結論から言うと、ニコンのカメラで利用する場合はMC-36Aと全く同じレリーズとして使用することができます。

 

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こんな感じで半透明の袋にパウチされています。
説明書はQRコードで読み込むので、入っているのはQRコードを記載した紙と本体のみとシンプル。
ニコンMC-36Aのユーザーは付属のマニュアルがそのまま使えます・・・

単4電池2本で作動します。
本体には電源スイッチがないので電池が無くなるまでディスプレイオフにはできません。また電池は毎日使用しても数カ月は持ちますが電池残量は判りません。
※これはコピー元のMC-36Aも同様です。


左側がデッドコピーのロワジャパン、右側が元となったニコン。
MC-36Aは10ピンですが、ロワジャパンのリモコンはニコンのマルチインターフェースどころか各社用の先端が用意されています。しかし元がニコンのリモコンなので、他社ではどこまでMC-36A同等に使えるのか不明です。
あからさまにデッドコピーなのでニコンユーザーとしては忌避感はありますが、Z7や6系統でWR-1やMC-36Aと同じ感覚で使えるので有難くはあります。


裏側はニコン製はシリアルが入っていますが、断線しても修理不能(と言うよりも新品よりも修理代の方が高くなります。)なので何のために入れていたのか不明。
リモコンには電源オフ機能が無く、電池切れまで液晶が点灯したままですが、ロワジャパンだけでなく本家のニコンも同じく電源オフにはなりません。

かつてニコンに存在したWR-1電波レリーズ。1台6万円で2台(カメラに取り付ける受信用と手元or別のカメラで操作する送信用)で12万円と言う超高額リモコン。恐らくこんな変なリモコンを作っていたのはニコンだけです。これ1台で100m先まで電波が飛ぶ上に、10台以上のカメラをフル制御(絞り、シャッタースピード、ISO感度、ピント)可能で、これ自体を中継器にすれば更に100m先と言う風に1人で別々の場所に設置されていたり、複数台のカメラを制御するには便利な機材でしたがMC-36の後に登場したものの先にカタログ落ちしました・・・
MC-36Aだけで5個以上買いましたし、WR-1も買ったのに壊れたら後続機を出す事無くディスコンにしたので、リモコンは充分ニコンに尽くしたはず・・・この辺りでコストダウンに走っても良いですよね・・・
ロワジャパンの互換性レリーズも毎日使っていると半年持たずに断線するので、使い捨て間隔の有線リモコンは安い方が助かります。※別にロワジャパンの配線がダメなのではなくニコンも同じように断線していたので、有線の宿命でしょう。

 

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スマホアプリのレリーズじゃダメなの?

スマホアプリにも遠隔レリーズ機能が備わっているので、それでいいのでは?なんて思うますが、あれ30秒以上の露光時間を越えてブラケット設定するには使い勝手が悪いんですよね・・・ニコンのカメラは露光時間拡張機能で900秒までシャッタースピードを伸ばせますが、あの機能ブラケット非対応なので30秒を越えるブラケットになるようにしても8S→16S→32S→64S→128Sにならなければいけない所、8S→16S→32S→32S→32Sでシャッター切るので一切役に立たないんですよ。これメーカーに聞いた所、仕様だそうで・・・。なので結局、外部のリモコンで30秒以上のシャッタースピードは指定してやる必要が有り、カメラ側のダイヤルをクルクルするとカメラの位置動いてしまうので、本体に触らずに設定を弄るにはリモコンが必須です。

 

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