湘南モノレール車両基地夜景

湘南モノレール深沢車庫

湘南モノレール本社内に隣接し、湘南深沢駅から徒歩5分ほどの位置にある深沢車庫。日本で2か所しかない懸垂型モノレールの車両基地のうちの1か所、深沢車庫の夜景風景を写して来ました。

湘南モノレール

 

湘南モノレールは大船駅から湘南江の島駅までの6.6㎞を結ぶ路線で昭和45年（1970年）に開業しました。路線の大半が鎌倉街道上空を通り、最急勾配74‰、最小曲線100mと言うゴムタイヤで走行するモノレールの特性を生かし、三浦丘陵北部の高低差の激しい地形を通りながら大船から湘南江の島まで、ほぼ一直線に結んでいます。
フランスにて開発されたサフェージュ式（懸垂式）を三菱重工が発展改良した、日本初の公共交通用懸垂式モノレールとして造られ、また同時期に日本国内で導入が進んでいた跨座式モノレールに対する優位性¹を示すため、意図的に過酷な地形を選び急勾配急曲線やトンネルを利用したサフェージュ式の試験線としての側面もあるため湘南ジェットコースターの異名をとる事も。

 

夜景風景

深沢車庫夜景風景

本線との分岐点

初めて見る人には上下逆さまに走る電車と言うだけでインパクトのある懸垂式モノレールですが、懸垂式の凄さと言えば、１本のレールを意味するモノレールと言う言葉のイメージを根底から覆すような大掛かりな軌道設備でしょう。モノどころか車両の幅と大差ない武骨な軌道が頭上を覆うように延々と続くさまはスチームパンクかレトロフューチャーの世界。

余談ながら、「公式サイト」が湘南ジェットコースターを謳っているように、揺れます・・・乗り物に弱い人は酔います・・・電車の特性として車両中央部が一番揺れが少ないのですが、遠心力で電車が傾くので、そんな事関係なしに揺れます・・・