万国橋

みなとみらい夜景

 

奈川県横浜市の沿岸部、みなとみらいの新港地区と関内の海岸通地区を結ぶ万国橋。橋の上を通る道は万国橋通りと、通りの名前にもなっている万国橋からは、ランドマークタワーやコスモクロック21そして近年完成したロープウェイYOKOHAMA AIR CABINと言ったみなとみらい地区を代表する夜景を一望する事が出来ます。そんな万国橋から、みなとみらい地区の夜景を写して来ました。

 

万国橋

 

万国橋の歴史

 

万国橋は明治37年(1904年)に関内の海岸地区と埋め立ての進む新港埠頭とを結ぶ為に架橋され、新港橋と共に1東洋一と謳われた埠頭への連絡橋として活躍しました。海運のコンテナ化に伴い、船の発着は次第に大黒ふ頭等のコンテナ設備の整った埠頭へと移ってゆき万国橋の埠頭へのアクセス路としての役目は終わりましたが、今では再開発が進み横浜のみならず日本有数の観光地へと変貌を遂げた新港地区赤レンガ倉庫やハンマーヘッドへのアクセス路として、また橋上の景観の良さから自らも観光スポットとして名前が挙がるなど新たな活躍をしています。

現在の橋は1940年(昭和15年)に架け替えられた2代目の橋でコンクリートアーチ橋で、初代の橋はトラス橋で出来ており欄干中央は橋を跨ぐように東京タワーの様な照明塔が設置されるなど東洋一の埠頭へのアクセス路に相応しい煌びやかなデザインでした。初代の橋は絵葉書(写真)にもなっているので博物館の企画展等で目にする事があるかも知れません。

 

名前の由来

 

正式な命名の由来は不明でしたが、万国への出入り口となる橋であるので万国橋と名付けられたとされるのが通説の様です。

 

夜景風景

水面に映る夜景の反射風景

コスモクロック21

万国橋

橋の袂の船溜まり

 

河の水面に映り込むMM21の夜景の灯が美しい万国橋からの夜景。近年桜木町駅とワールドポーターズを結ぶロープウェイYOKOHAMA AIR CABINが出来た事により景観が妨げられるのではと言う懸念があり自分も心配していたのですが、そこは設計のプロとでも言うのでしょうか?万国橋から見る限りはロープウェイの支柱が旨い具合にMM21のビル群を躱す位置に建っているので全く気になりません。それどころか運行中はロープウェイのカラフルな灯が流れゆくイルミネーションの様で見ている人の目を楽しませてくれる素敵な乗り物になりました。
多くの観光客が訪れる夕方~夜にかけてはロープウェイのイルミネーションが、そしてロープウェイの運行終了後は目立たなくなるなど、写真を撮りたい派と目で見て楽しみたい派どちらにとっても満足いく旨い造りだなと感心しました。
ロープウェイも加わり、一層煌びやかになった万国橋からの夜景、新港地区や山下公園からの帰り道の途中に有るだけでなく、地下鉄の駅からも近いので横浜みなとみらいを訪れたら是非一度立ち寄ってみてください。

 

住所

 

神奈川県横浜市中区新港2-1

 

最寄り駅・バス停

 

みなとみらい線 馬車道駅から徒歩約3分
横浜市営バス  万国橋・ワールドポーターズ前から徒歩約1分

みなとみらい線HP http://www.mm21railway.co.jp/
横浜市交通鏡HP  https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/bus/

 

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