はけの森97階段

富士山夕景

はけの森97階段は東京都小金井市にある武蔵野公園へと至る階段です。
河岸段丘の崖縁にあり、階段最上部付近からは、天気の良い空気の澄んだ日には森林越しに富士山を眺めることができます。

富士山夕景

頂上から眺める富士山

森林越しの富士山

富士山夕景

JR中央線の武蔵境駅から西武線に乗り換えて1駅の新小金井駅。今時珍しい構内踏切を渡ると、これまた都心では珍しい自動改札の無い改札出て、個人商店の建ち並ぶ駅前を抜けスマホのナビを頼りに住宅地を歩く事十数分。これは行き止まりでは？と言う路地も路地を進むと行き止まり風の道の横に抜ける階段が現れます。事前情報なしに、ここから富士山が見えるなんて言われても信じられないような住宅地の中ですが、階段から先は見渡す限り森の別世界。それもそのはず、この場所は武蔵野台地の境界面に位置するので野川を境に標高差が有り、小金井側の方が標高が高いので、住宅地を抜けると視界が一気に開け、武蔵野公園の森林越しに富士山や丹沢の稜線が見えるのです。
森の名前になっている「はけ」とは崖地形を指す古語だそうで、分かりやすく言うと崖の森。ちょうど崖の下と上を結ぶ階段なので眺望が良いのも納得ですね。
この場所は森林越しに小さく富士山が見えるので、ちょっと肉眼だと迫力不足なので、是非カメラと共に訪れて欲しい場所です。